READ the LEADER 学生リーダーにインタビュー。「人を動かす人」の秘密に迫る

vol.3 学生の本気が日本を熱くする、AGESTOCK

伝説の野外ロックフェスティバル「The Wood stock Festival」のような、社会的なムーブメントを起こし、学生から日本を元気にしていくという大きなテーマに挑み続けるAge。年々活動の幅は広がり、昨年は東京ドームシティホールで2日間にわたるイベントを実施し、のべ6,000人を動員した。学生でありながら、学生の枠を超えた活動を続けるAgeを率いるリーダーとは…

プロフィールAGESTOCK2012実行委員会 代表氏名:本多和幸
ニックネーム:ほんちゃん
大学:早稲田大学 先進理工学部
電気・情報生命工学科
出没する場所:渋谷・高田馬場
大切にしている言葉:「この苦しみを味わえぬほどの不幸を知らない」
お薦めの本・映画:「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」ランス・アームストロング

プロフィールAGESTOCK2012実行委員会 副代表氏名:藤井統吾
ニックネーム:とうご
大学:慶應義塾大学 法学部 政治学科
出没する場所:渋谷・日吉・五反田
大切にしている言葉:「情熱をもって仕事をすることはすごく覚悟のいることだ」
お薦めの本・映画:「GO」金城一紀

インタビュー

団体の設立の経緯や概要についてお聞かせください。

本多:Ageは、首都圏の学生団体の代表や幹部陣が中心となって2006年3月に発足した企画集団です。「学生の熱意は、限りない可能性を持つことを証明する」ために、イベント、フリーペーパーというメディアを通じて同世代、社会にメッセージを発信し続けています。

[image]インタビュー

団体としては、今ちょうど3年生が抜けたタイミングで1・2年生合わせて170名ほどが在籍しています。例年4月の新歓の時期になると人数が増えて300名ほどになりますね。組織としては、イベント局、フリーペーパー局、メディア局、広報局、渉外局、総務局という6つの局があり、そのうえに代表と副代表がいます。

二人はどんなきっかけでAgeに携わるようになったのですか?

藤井:もともと、高校が付属なので前からAgeの名前は知っていて入ったのですが、実は最初はやる気があまりなかったかもしれないですね。大人数の集団が苦手だったこともあって。最初は有名だし、慶應だから入っておこうかというくらいでしたね。ただその転機になったのが、2010年に横浜アリーナで行ったAGESTOCKですね。最後にステージに立っていたのが二つしか年の違わない人だとは思えないくらい格好よくて、大学生でもこんなことが出来るんだなと思って。それを見て、一つのことに対して本気になることがやっぱり重要なんだと思って、それから変わりました。

本多:私も付属から大学へあがったのですが、最初色々なサークルを見ていました。その時は、正直学部も理工だったので、そこそこ勉強していれば人生安泰かなくらい思っていて(笑)。それがあるとき、大学の友人に誘われて軽い気持ちで参加したのがAgeでした。ところが説明会で話を聞いたときに、他の学生団体とはまるで違う空気を感じました。先輩たちが何から何までAgeに賭けている本気に憧れたし、「学生から日本を元気にする」というビジョンに夢を魅せられました。それが転機となって、Ageにより深く関わるようになって、2年生として唯一局長もやらせてもらいました。その時3年生には非常によくして頂いて、今Ageを引き継げるのは自分しかいないし、そうしたいと思いました。

藤井も私もそうですが、Ageで活躍するメンバーの本気に触れたことがきっかけで深く関わるようになった人は多いと思います。それだけにAgeにかけるメンバーの本気度合は尋常ではないです。たとえば、Ageの活動のために渋谷に家を借りるとか、あまり良くはないと思いますがAgeの活動のために授業を全部休むだとか。しかもそれを周囲には一切言わないんですよ。一年経って、聞いてみると実はそうだったんだということもよくあります。

[image]インタビュー

Ageの人たちはなぜそこまで本気になれるのでしょうか?

藤井:Ageの活動は学生が自分たちの可能性や限界をどれだけ超えられるかという一つのチャレンジで、それに共感する人たちが集まっているからだと思います。部活であってもビジネスコンテストであってもそれは同じで、そういう意味では限界を超える一つの手段がAgeの活動なのだと思います。

本多:これだけの規模の団体を学生だけでやれていることが魅力になっているし、元々代表の光井が掲げていた「学生から日本を元気にする」ことを対外的に本気で伝えたいと思っているからだと思います。

また、大学に入ってAgeに関わる中で、一つのイベントを創るにも局それぞれの皆が力を合わせて初めてインパクトのあるイベントができるということを私は実感しましたし、
ひとりひとりが本気で自分の力を発揮すればより大きな影響力になるとAgeのメンバー個々人が実感しているからだと思います。

藤井:まぁ、単純にみんなイベントをやるのが好きっていうのも大きいんですけどね。

[image]インタビュー

話は変わりますが、本多くんはなぜ今年の代表を志したのですか?

本多:先ほども言ったように、上の代にもよくしてもらっていたし、Ageを次のステージに引っ張っていけるのは自分しかいないと思っていました。あとは、私たちの代から初めて創設者の光井を知らない代が幹部になります。だからこそ私たちで考えて変えていける部分もあると思ったし、私自身が変えていきたいと思っていることもありました。

具体的には、団体を運営している中でメンバーにとっては不透明な部分もやはりあって、それがきっかけでフラストレーションを生んでしまっている状況も一部であります。幹部なので伝えられないこともありますが、出来る限り透明性を担保してスタッフがやる気になれるような環境創りのために仕組みを見直していきたいと思っています。また、僕ら幹部自身がAgeのスタッフを楽しませるような仕掛けを今後創っていきたいと思います。

一方で、創設者の光井が団体を立ち上げた2006年には、他学生団体のリーダーや企業家を目指す人がAgeに集っていたので周囲からも「優秀な人が多いよね」と言われることがあったのですが、武道館でのイベント以降スポンサーも付くようになってきて、Ageの知名度が上がってきている今はそういう色が少し薄まってきてしまっています。ですので、もう一度そういう状態を目指したいと思っています。具体的には、「Ageに入っている○○さん」から「あの○○さんがAgeに入ってるよ」というように、まず個人として周囲から羨望を浴びるような人が集まるような組織にしていきたいと思っています。

また、私たちの組織ではどうしても代表が神格化されやすいと想っていますので、私の代ではそれを意識して振る舞いたいと考えています。

一人ひとりと密接に関わることは組織上難しく、誰か特定の人とだけ関わることは避けたいと思っているので、メンバーとはできるだけ良い距離感を保ちつつ、代表は常にみんなの味方であると感じてもらえるように心がけています。

[image]インタビュー

Message of Leader

藤井:少し大きなところから話をすると、日本の大学は欧州の英才教育の考え方とアメリカの大衆教育の考え方が混ざってできたという意味で、少し中途半端になってしまっていて、そこにいる学生も何となく学生生活を過ごしてしまっている人が多いと感じます。

そこで今僕らが再度考えるべきは、死ぬまでに何に情熱を燃やせるのかを自由に僕らの頭で考えて実行することだと思います。それが結果Ageをやるでもいいし、他のことでも良いですし。そして色々経験し、最終的に自分の経験から色々な物事を語れるようになっていってほしいと思います。

本多:学生団体であっても、ボランティア活動であっても、何をやっているかに関わらず共通して重要だと思うのが、今やっていることに妥協せず本気になること。ひとりひとりが自分のできる分野を本気でやっていけば、それが全体として大きな結果に結びつくと思うし、それが連鎖していけば日本全体が良い方向に向くと思います。

[image]インタビュー

Ageのイベントと言えば、その規模やアーティストの多彩さが目に付くが、その裏に根付く強いビジョンと、ひとりひとりが全てを賭してイベントにかける本気がAgeの今を支えているのだと感じた。
新生Ageは次の時代をどう創っていくのだろうか。

公式ホームページ:http://www.agestock.jp
Twitter公式アカウント:http://twitter.com/AGE_STOCK

RSSフィード

ページの先頭へ